♪さくら、さくら 今 咲き誇る
刹那に散りゆく 運命と知って♪

毎年、桜の頃になると母のことを思います。

なーんて、表現すると、母の上に何かあった?
と思われるかもしれません。

相変わらず、元気印の母ですのでご安心下さい。

桜が咲く、咲いたと騒ぎ、ニュースの話題に
なると本格的な春が来たと感じます。


先日、母の施設(特別養護老人ホーム)の
ユニットリーダーさんから、言われました。

4月のお花見ドライブに、みっちゃんさんを
お連れしますから。

限りある職員数で入所者を外出させることは、
大変なようで、イベントがある度に抽選をし、
順番を決めているようです。


母が認知症を発症する前、変形性膝関節炎で
歩けなった母を助手席に乗せて都内の桜名所を
巡りました。

しかし、認知症を発症し、ある時期を境に、
誘っても行きたがらなくなりました。

誘うと、母が言うようになりました。

アタシは、行きたくない。
アナタ、アタシに関係なく、行ってくれば。
ここに寝ているだけいいんだから。

そう言うからと、それを真に受けて母を置いて
出れば、どうなることやら。

母が外出したがらなくなったのは、認知症が
エクソシストの悪魔と化した頃。

行かないのを無理強いするのも、逆効果。
言う通りにするのが一番だった・・・。


お花見ドライブへ行っても、忘れてしまう。

一瞬、綺麗な桜と思うだけでも・・・。

013

都内の桜の名所はたくさんありますが、車に
乗ったまま、運転手も楽しめるのは、九段の
千鳥ヶ淵。

道路が一方通行で、靖国通りに出るところに
信号機がありません。

そのため、武道館あたりの桜見物客がゾロゾロ
と歩いており、その合間を狙う。

渋滞したまま、ゆっくり進むので乗ってる方も
のんびりとお花見が出来ます。

もう一つは、夜桜。
六本木一丁目、ANAインターコンチネンタル
ホテルの周りにある桜並木。

昼間もいいのですが、夜桜も目の前に見えて
素敵です。