ねえ、お昼ご飯はどうなってるの?


階下から、少々、尖がった母の声がしました。


昨日のことでございました。


日曜日でございましたでしょ。
アタクシは二度寝、三度寝をしてしまったが
ために、母に朝食を出したのが、11時近くに
なってしまいました。


正午にお昼にするには、ちょいと、すきっ腹
にはなっておりませんでしょうからと思い、
ま、午後1時か1時半に食べるようにしようと
勝手に決めておりました。


12時を少し過ぎたところで、母がお昼は?と
言い出したのでございます。



さっき、11時過ぎに朝ご飯を済ませたばっか
やん。


朝ご飯をアナタ一人で食べたんでしょ!
アタシは食べてないわよっ


結構な権幕で、アタクシを睨みつけました。


そこで、水きりかごを母に見せて、


何言うてんねん、ほら、二人分あるやろが!


というと、あっさり、


そうね、あるわね。


と申しました。



何を食べたか忘れるのはええねんよ。
食事をしたことを忘れてしまうのは、認知症
の始まりや。


じゃあ、アタシは認知症だって言うの?


そうや。


すると、母は、


アナタと話して、もう、お腹がいっぱいよ!


とむくれました。


いいわよ、今日の午後に、お菓子をいっぱい
買ってくるから。


はいはい、お好きなだけ、買えば。




昼食は、午後1時過ぎに作り、いつもの如く、
完食。

認知症予防になるというカレーに致しました。


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その頃には、お菓子をいっぱい買うことは、
忘れておりました。