母の部屋に三人(アタクシと文福と大喜)で
入っていくと、まっしぐらに文福が母のベット
へ向いました。

まあ、犬がいるのね!、可愛いわねえ。

アタクシが居る時は、ドアを開けっ放しにする
のですが、母だけの時は閉めてあります。


文福は、母に尻尾を振るのではなく、ベットの
足元近くに置いてあるポータブルトイレに対し、
クンクンとニオイを嗅いでいました。

文、何を見つけたん?

よく見ると、ベットとポータブルトイレの間の
床に小さな茶色っぽい塊がありました。

ひょっとして?

さいざんす、母の落し物のほんの一部だった
のです。


どうしたの?、何なの?

どうも、○ンチやね。

あら、ヤダ。誰の?

誰のって、おっかさん、アータのや。


ガビガビで、ティッシュでは拭き取れずに、
スタッフさんにトイレ用の雑巾を頼みました。

また、ココが○ンチしました?

いえ、違うんです、母です。

スタッフさんが、エッという表情をされたので、
斯々然々と説明しました。


この頃は、膝の痛みはあるものの、立ち上がる
ことが出来るようになりました。

昼間のトイレは、車椅子で共同トイレへ行く
ようです。

ただ、2ヶ月間、ポータブルトイレを使った
おかげで、ポータブルでも出来るようになって
おります。

たぶん、ポータブルトイレを使った際に、拭き
こぼれてしまったものかもしれません。

○ンチのニオイなんか、しなかったわよ。

ほんのちょっとの量だしね。
ただ、ポータブルの足の裏にも付いてたからね。
拭き取っておかないと。

文福、見つけてくれて、有難う。

016

(ミックが可愛く撮れたので)

中型犬の大喜と文福は、ユニット内では排泄を
しません。

飼い主のいるマルチーズとヨーキーのミックスの
ミック君とキャバリアのナナちゃんは、其々の、
個室の中にペットシートを置いてあります。

トイプーのココちゃんは、飼い主さんが若年性
認知症のため、寝たきりのほかの入所者さんの
お部屋にいます。

M.ダックスのジローだけは、特別。
白内障の彼には、シートの場所がわからない
ようです。
それでも、廊下の隅にあるシートへ向かいます。

文福の名誉にかけて申し上げますが、落し物を
外れたところでするのは、小型犬だけです。