「食べられなくなったら」

母にも、こういう事態は、起こるものと思って
います。


まぁ、なんて美味しいの!

おっかさん、ほんまに、そう思てんのん?

今は、施設(特別養護老人ホーム)で提供
される食事は、完食している母です。

以前、誤嚥性肺炎を患った母は、食事を拒否
したことがあります。

しかし、そのときは、当時の老健(介護老人
保健施設)の栄養士さんのご尽力で、食欲を
取戻しました。


最近の研究では、日本でも、認知症例の半数
以上はアルツハイマー型認知症(AD)である
と報告されていますが、少し前までは、日本
ではADは少なく、多くは脳血管疾患型である
といわれてきました。

一方、欧米社会ではADが多いことは以前から
知られており、そのため、ADに関する研究と
対策についての蓄積が多く、日本でも参考に
できるところが多々あります。

今回の「食べられなくなったら」という問題
について、欧米諸国のアルツハイマー病協会は、
ADでは終末期になるまで、摂食可能なことが
多いが、可能な限りの食事介助をしても、いよ
いよ摂食困難となったら、それは本人の生命が
終わりに近づいていることを意味していると、
しています。

東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用
倫理センター上廣講座 特任教授
会田薫子先生のレポートより


この数十年の医療技術の進展により、人工的に
水分と栄養を補給する方法がいくつも開発され
ました。

現代では、口から食べることや飲むことが、
できなくなったという理由だけで死亡すると
いうことはなくなりました。

一方、老衰や病気の終末期で、すでに消化や
代謝の機能も大きく減退し、身体が水分や、
栄養をうけつけない状態になっても、人工的に
水分と栄養が補給され、最期への過程にある
高齢者に、かえって苦痛を与える結果になって
いることも少なくありません。





お父様の延命をどうしようかと悩んだ同窓生の
Facebookに、次のようにありました。

経鼻をやめることは死期を早めることなので、
躊躇いもあった私に、看護師でもあった彼女は
判りやすく説明してくれました。

食べられなくなるということは、自然な死を
迎える段階で、そこに無理に栄養を入れて延命
すると、どんどん体のいろんなところが腐って
くると。


元気で、食欲もあり、スタッフさん達が大笑い
するようなことを言う母には、まだまだという
気がします。

でも、そんなに遠くないことかもしれないし、
意思決定だけはしておこうと思っています。

003

コメントを下さる、山椒魚様のブログです。

認知症はどう看取る?


ご両親様を巡る介護を記されていますが、
お二人とも、終末期を迎えられているようです。

冷静に現実を見つめておられ、参考になります。

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コメント

 コメント一覧 (8)

    • 1. かずみん
    • 2018年10月18日 22:35
    • 2014年の最初から読み始めてやっと追いつきました。昨年末帰省の折に、実家で独居の母が認知症であると気づいてからの日々は、筆舌につくしがたいものがありました。そんな中、さまざまな介護ブログを読み漁り参考にさせていただいていますが、あんず様のブログが一番心に響きました。本心を隠さず文章を綴られ、心に決めたことはアクティブに動いて実現される。私も見習いたいです。母は今、グループホームにお世話になっていますが、母の年金分そっくりホームの費用に消えています。誰も住まなくなった実家の維持費で母の預金が減っていくので長生きされると困るのです。実家を売ろうにも認知症の母名義なので、売るのは難しいそうです。祖母は99才まで生きたので母もそれくらいは生きるかも、と恐れおののいています。
    • 2. choko
    • 2018年10月19日 00:15
    • あんず様お久しぶりです*

      ブログは毎日拝見しております。
      昨年の今頃、義母は終末期に入りました。
      嗜好も変わり、言葉もつまりがちになり会話がなかなか進まなかったり。
      元々少食でしたが益々少なくなりました。
      亡くなる10日程前、看取りの時期になったという事を告げられ施設はインフルエンザで面会禁止でしたが、特別に付き添いを許可されました。
      自然に枯れるという事はこういう事なのかと施設に寝泊まりして義母を看ながら思いました。
      熱を出して3日目には水分点滴もお薬さえもストップになりました。
      義母は気管支拡張症でしたので水分が身体に入ると痰がひどくなり、呼吸困難になるからです。
      最後の一週間は全く何も身体に入れず、本当に自然に枯れるのを待つのです。
      病院に移したほうが・・・と思ったり
      家に連れて帰ろうかと思ったり・・・
      亡くなる前日が冬至で一時的に熱が下がったので柚子湯に入れて頂いて嬉しそうにしていました。
      義母と過ごした日々を季節の移り変わりとともに思い出す今日この頃です。
      あんず様、皆さまお身体御自愛下さい*
    • 3. キンタロ
    • 2018年10月19日 02:31
    • あんず様 こんな時間にお邪魔します。

      父が胃瘻を、と以前申しました。
      死後(何故生前にという悔いはあります)目にした「平穏死」は大変ショックを受けました。
      平穏死は自然のまま枯れて死ぬこととありました。
      死の準備を始めた身体には過剰な輸液は必要なく、逆に苦痛であると書かれていたからです。
      父は亡くなる前日突然嘔吐しました。
      それまで異変は無かったので驚きましたが、今思うと『もういいよ』ということだったかもしれません。
      食べないから死ぬのではなくて、死に向かっているから食べないのだとすれば…
      平穏死については、私が生半可に紹介するのは避けた方がよさそうですね。
      お母様と同じ様に今は食欲旺盛な母もいつかは終末期を迎えることになります。
      その時はきっと冷静ではいられないと思いますから、ベースとなる考えはもっていなければと痛感しております。
    • 4. あんず
    • 2018年10月19日 13:08
    • かずみん 様、こんにちは。
      初めまして、ブログを最初から読んで下さったとは、有難いです。
      あの、凄まじい認知症初期の周辺症状、これは、認知症患者を介護した人でないとわかりませんね。その頃は、私は絶望感と孤独感に陥っていました。真っ暗なトンネルで、何の光も見えない、無縁地獄の苦しさ。そのストレス解消でブログを始めました。
      自分の親に対して、「早く死んでくれ!」と思う自分への嫌悪感。この気持ちを隠して、優しい介護を綴るなんて出来ない、本心を吐露しようと決心しました。もし、「死んじまえ!」ということが、気に障るのなら、読まなければいいのだからと思い、正直に書こうと始めました。紆余曲折、在宅介護から、施設入所へ。すると、気持ちに変化が出ました。
      とも様から頂いたコメント、「母もイライラした私に怒られながら暮らすより施設でお世話になって長生きできるのではないかと思います。 長生きが必ずしも良いかわかりませんが、でも、最近別れはできるなら先伸ばしにしたいと思うのは、施設にいてくれて安定しているからでしょうか。爺婆の状態もコロコロ変わるし、こちらも変わりますけど。」これが、今の気持ちです。
      不動産を売ろうにも、認知症では、・・・そうなんですよね。司法書士の協力なしには出来ませんから。私の場合、母と共有だったのと、司法書士がいい人?だったので助かりました。これからも、よろしくお願いします。
    • 5. たまのママ
    • 2018年10月20日 01:49
    • あんず様こんばんわ。
      脳梗塞の時の先生も、食べれなくなったら早いと言ってました。
      回診は曜日を決めて行きます。よくなった。悪くなったの繰り返し。その時が来たら連絡来るでしょう。
      本音は、疲れた……です。先のわからない入院に在宅介護と同じ、先がわからない。
      リハビリも始まり、膝のコルセット買ってもらうと。
      食欲あるけど魚は吐き出すそうです。見てると元気ない、ミトンも、気にしなくなったのかな?寝てるだけ。
      起き上がろうとして、お風呂と……お風呂大好きだったな…お風呂は元気になったらね、また、来るね、手を動かし、私には、手を振ったように見えました。リハビリしても、歩けるかは、わからないそうです。その前に体力が持つのか?リハビリ終わるとすぐ寝てましたから。
      コルセットも、型から、作るとか……鬼娘は、いくらかかるんだろう…
      作って無駄にならないの?
      外れて喜んだ(鼻ちゅーぶも抜くから)酸素吸入も、復活してました
      先がわからない……入院して1ヶ月、疲れたし、友人とランチ約束しました。
      自分の時間作らないと、在宅介護中と同じストレスでおかしくなります。
      介護は亡くなるまで終わらないんですね。長期戦になりそうなので、無理は、やめます。
      特養に入所したら金銭面で楽になる、自由になれる、海外も、やっと行ける
      販売の仕事に戻れる!は、延期です。
      ありがとうございます。

    • 6. あんず
    • 2018年10月20日 02:35
    • choko 様、こんばんは。

      こちらこそ、お久しぶりです。
      ブログをお読み下さり有難うございます。

      choko様のお義母様のご様子は、私にはとても
      参考?になります。
      看取りの時期になったら、施設へ泊り込むことに
      なるだろうなという推測のみで、どうなるのかと
      思っていました。

      もう、家はありませんから、在宅に戻すことはなくても
      病院へと思うのだろうかとか・・・。
      施設での看取りについても、ブログに書いていこうかと
      思っていたところでした。

      「最後の一週間は全く何も身体に入れず、
      本当に自然に枯れるのを待つのです。」

      待つということをしなければならないのですね。
      それもまた、辛いことのような気がします。
      覚悟しなければいけませんね。

      有難うございます。
    • 7. あんず
    • 2018年10月20日 02:43
    • キンタロ様、こんばんは。

      私もこの時間、起きていることが多いので、平気です(笑

      「 食べないから死ぬのではなくて、死に向かっているから
      食べないのだとすれば…」
      それも、自然に身体が反応することなんですね。

      今は、認知症で母は自分の年齢を忘れていますから、
      死への恐怖はないと思います。
      いずれ、やってくる看取り、
      その覚悟はしておかねばと思っています。
      キンタロ様はお父様の看取りをされているから、
      おわかりになっておられるんですね。
      ある意味、私自身が恐怖です。
    • 8. あんず
    • 2018年10月20日 02:52
    • たまのママ様、こんばんは。

      病院は、命を助ける、命を長らえる、のか使命ですものね。
      リハビリをして、体を動かし、生きるようにしようということですね。
      後は、お父様の生きる力なんでしょう。

      「コルセットも、型から、作るとか……鬼娘は、いくらかかるんだろう…
      作って無駄にならないの?」
      私もそう思います。同じく、鬼娘ですよ。
      たまのママ様だけではありません。

      入院して1ヶ月・・・。
      施設で、ベットで寝たきり1ヶ月でも、疲れますから
      病院だともっと、お疲れのことでしょう。

      そそ、ランチをして息抜きをして下さいませ。

      私の自由な時間は、母があの世に逝ってから・・・。
      と思っています。
      今は、目の前のことを、日々やっていくだけと思っています。
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