夏を過ぎて、日が落ちるのが早くなりました。

施設(特別養護老人ホーム)にいる母と一緒に
暮らしているワンコ達の散歩を、面会する前に
しています。

真夏のときは、母の面会を先にして、夕方近く
散歩へ連れ出していました。

それを逆にしたので、2匹の散歩を済ませて、
母のところへ行くと、午後4時近くになります。


今日も、先住犬で、保護されたワンコの3匹の
うち、まず、大ちゃん、次に文ちゃんと散歩を
して戻ってきました。

ユニットのドアの前で、文ちゃんの足を拭いて
いると、母の大きな声がしてきました。

まあ、珍しいこと。

オヤツをリビングで頂いたらしゅうございます。


あら、アナタ、迎えに来てくれたのね。

はいはい、リビングで母に会うと開口一番に、
アタクシに言うセリフです。

やれやれと、母の隣に座り、抱っこを求める
ミック君を膝にのせて座ると、

で、アタシのこれからの予定は?

ははん、これは、膝が痛いと寝込んだ前に、
戻ってきたようで。


明日はね、お医者さんの診断があるからね、
ここに、お泊りや。

それを聞いていた、認知症のないミック君の
お母さんが、首を傾げて聞いてきました。

医者って、M先生?

明日の診断は、母への適当なウソなんですが、
まさか、母の前でウソだとは言えず・・・。

適当に頷いてしまいました。


そうこうしていると、ふと、リビングの大きな
時計を見た母が申しました。

4時半よ。さ、帰りましょ。

だから、さっきも言ったけれど、明日はお医者
さんに診て貰うんだから、ここでお泊りして。
あたし、また、明日来るから。

もちろん、明日、来るなんて、大嘘でございます。


どう転んでも、「家に帰る」は変わりません。

そのうち、トイレへ行きたいと言い出した母。

膝の痛みがとれないので、トイレはポータブル
トイレを使います。

スタッフさんが、母を部屋に連れて行ってくれ
ました。

母が車椅子から、ベットに座り、いざりながら、
トイレへ移動中に、アタクシは荷物を廊下に
出して置きました。

トイレを済ませて、ベットに移り、自分でリハ
パンとズボンをあげて、一連の動作を終えた
とき、アタクシは、すでに部屋を出て、帰り
支度をしていました。


バケツを片付けるスタッフさんに母が聞いて
いました。

娘はどうしたの?

トイレへ行かれてますよ。

廊下に出てきたスタッフさんから「大丈夫、
お帰り下さい。」と言われて、そのまま、
ユニットを出ました。

005

もう少し、認知症が進んでくれたら・・・。
簡単に、帰ることが出来るのに。

そう思うアタクシは、やっぱり、鬼娘。


スポンサードリンク
 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. キンタロ
    • 2018年10月14日 09:08
    • あんず様 おはようございます☁

      お母様、リビングにお出ましとのこと、良かったですね✨
      一人ベッドで天井や壁を眺めていては、気が滅入ってしまいますものね。
      またお元気を取り戻されるでしょう。
      と、純粋にお喜び申し上げるのですが…
      自分の親にはこうはまいりません。

      いつ帰れるの?
      治ってからね。
      何度繰り返したか。
      まだと言うと、この病院はダメ、あの医者はダメと罵倒が始まります。
      母にとって名医とは、瞬時に痛みから解放してくださる方です。
      お目にかかれるわけがない!!!
      検査で禁食となれば殺されると叫び、歩けた頃には脱走して強制退院になった母です。
      入院は恐怖です。
      もし施設にお世話になる時が来たら、恐怖再来かとタメ息が出ます。
      あんず様のように対応できるか、自信がありません。
      顰蹙をかうかもしれませんが、中途半端に呆けるくらいならワタシを忘れるまで進んでほしい。
      鬼娘ならぬ毒娘ですね。はぁ。

      そうそう、施設のブログを拝見しておりましたら…
      もしや!と思いましたよ。
    • 2. あんず
    • 2018年10月16日 02:27
    • キンタロ様、こんばんは。

      リビングで母のお隣に座っているのは、認知症なしの
      ミック君のお母さん、認知症の母には有難い存在。
      母には認知症の自覚はありませんから、丁々発止と、
      というか、上から目線というか、
      で、賑やかにおしゃべりを出来るので、私としては
      なるべく、リビングに居て欲しい。
      部屋にいて、「いつ帰れるの?」と聞かれ、
      「治ってからね。」という、キンタロ様と同じような
      会話をエンドレスにすることを思えば・・・。

      「この病院はダメ、あの医者はダメと罵倒が始まります」
      そそ、なんででしょうね。
      任せるという謙虚さが全くありませんよね。

      母も入院すると、人格が変わります。
      罵詈雑言、暴力沙汰と、二度と嫌です。
      拘束されるからだとは思うのですが・・・。

      施設のブログに、お腹を見せる文ちゃんとともに・・・。
      山椒魚様からメールを頂きました。
      「もっと、ちゃんと写して貰うべきです。」と。
      いえいえ、あれが、実物で、写真を撮った施設長さんの
      腕が悪いとは、申しません(笑
コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット