先日、母の面会で、アタクシの顔を見るなり、

アタシ、早く死にたい!

と何回も言われて、ほとほと、嫌になっており
ました。

夜間に転倒して右膝を強打し、腫れあがり、
立てなくなり、ベットに寝たきり。

認知症で、なんで寝たきりになっているのかを
すぐに忘れてしまう。

話し相手もおらず、たった一人。


鬼娘は来るには来るけれど、すぐに、一緒に
暮らしているワンコ達の散歩へ行ってしまう。

じゃあ、散歩へ行ってきて、また、ここに、
寄るからね。

と言って、そのまま、帰ってしまう。

そりゃあ、おっかさん、死にたくもなるやろ。


その日も、面会に来て、すぐに、散歩して、
後は、そのまま、スタッフさんによろしくと
施設の通用口から帰ろうとしました。

ドアを押したところ、そのドアを引いていた
のは、ミック君のお母さんの妹さん。

ひょっと見ると、妹さんの顔がまだらに白い。


こんばんは。あの、その、どうかしました?
顔が白いけれど。

あっ、コレね。パックよ。
お風呂から上がって、パックしたんだけれど、
思い付いて来たのよ。

夜でしょ、殆ど、人に会わないと思って。
やっぱり、白いか・・・。あはは


姉妹ならではと、兄しかいないアタクシには
羨ましい話。

それに、パックが乾くまでと、ちょっとした
時間に面会行く・・・。

それが、本来の面会かも。

015


サボった2日間のうち、1日は、先日乳ガンの
手術をした友人と会いました。

早期ガンとは言え、精密検査をした結果では
抗がん剤治療もやったほうがいいと言われた
そう。

しかし、彼女は、その治療はせず、あと10年は
生きるつもりで、過ごすと言っていました。

覚悟の上の生活。

それに比べて、認知症の母は、死ぬということ
まで忘れているように思えるのです。
母の方が、幸せかも・・・。