昨日、スタッフさんから「午前中にお花見に
お連れする予定ですから。」と聞いていました。

さらに、ミック君のお母さんも、

明日はお花見に、このユニットから4人だけ、
車で行くんですって。

もう、桜は散っているかもしれないわね。
でも、外出して息抜きになるから楽しみ。

と、嬉しそうに話されていましたので。


で、今日、早速、アタクシは母に尋ねました。

お花見、どないやった?、桜は咲いていた?

案の定、母は、首を横に振りました。

あら、お花見なんか、行かなかったわよ。

すると、母の前に座っていた、ココちゃんの
お母さんも、母と同じことを言い出しました。

出掛けたような気がするけれど、お花見には
行ってないわよ。

認知症婆らは、声を揃えて言いました。

ねぇー、行ってないわよねー。


日誌に記入していたスタッフさんが、何気なく、

行きましたよー。


あーら、そうだったの?、忘れちゃったー。

母は、あっけらかんと言いました。

いいんとちゃう。忘れても。
また、行けばいいんやから。

アタクシは、そう言う他ございません。


ミック君のお母さんは、朝、具合が悪くて、
行くことができなかったのだそうです。

母にミック君のお母さんがまた、尋ねました。

お花見はどうだった?

それに対して、母は、あっさり言いました。

お花見ねえ。行ったんですってね。


忘れたの?!、まあー!!

と絶句されてしまいました。


絶句されても、母は平気の平左。

以前の母ならば、絶句されたことに立腹した
ことでしょうけれど。

変われば変わるもの。

020

友人から住所録を作成して欲しいと頼まれて
二つ返事で引き受けました。

ソフトを使って入力すれば簡単じゃあござい
ませんか。

住所ラベルを作成するにあたっては、件数が
多いので、業者に頼むことにしました。

ところが、入力ソフトから、印刷業者指定の
フォーマットのエクセルに落とす段になって
四苦八苦。

あいうえお順にするとか、関数を使う等々に
何度やっても上手くいかない。

時間がかかりました。

一晩寝ると、忘れてしまう・・・。
なんだか、母に近づいてきた?!