先日、集団リハビリのクリスマスリースの飾り
つけをしたときのことでございます。

この頃、集中力の衰えた母が、珍しく長時間
リース作りをしておりました。

そのため、ユニットに戻るとすでに、食事の
配膳が始まっていました。

そこで、母には、先に食事をするようにと、
勧めました。

アタクシは、やり残したリースを作り上げて
母のユニットに戻りました。

すると、母はすでに食事を終えておりました。


テレビを前にして、ただ、一人、食事をして
いる母をみて、忘れていた後ろめたさがムク
ムクと湧いてきました。

じゃあ、在宅介護のときに、会話をしながら
食べたかというとそうではありませんでした。

認知症を患ってからは、母と二人で向い合って
食事をすることは皆無でした。

母はお腹が空くと我慢が出来ずに、待つという
ことが出来ませんでしたから。

とにかく、母の食事を用意して、食べさせる、
そして、母が終わるとやっと、アタクシの食事。

母は、テレビを見ながら食事をしていました。
今と同じ状況でした。

だから、後ろめたさを感じる必要はないと思う
のですが・・・。

施設という場所だからでしょうか。


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(母が作ったリース)


施設へ向かう車のラジオから「クリぼっち」
という言葉が聞こえました。

なんだろうと思うと、「クリスマスをひとり
ぼっちで過ごす」を略した言葉なんだそうで。


この時期、クリスマスにお正月と、賑々しく
イベントが続き、世間様も年末年始休暇となり、
いちいち、うるせーという気分になってしまい
ます。

クリスマス・イブの今日も、粗大ゴミを区の
集積場に運び、そのまま、母の面会へ。