今日はえらく母のご機嫌が悪うございました。

いつものイケズが、倍増して、とうとう、

薬でも盛って殺して頂戴

と言い出しました。

おっかさん、そう出来るもんなら、そうしたい
けれど、それで牢獄に繋がれたくないもんね。


午前中、ずっとリビングに居たので、昼食後、
横になって頂いてますとのこと。

母の居室へ行くと、いきなり、しかめっ面で、

帰りたいのよ。なんで、こんなところに居る
のよ。

仕方ないやん。ママは歩けないんやから。

ここは何なの?、病院なの。

そうや。

特養(特別養護老人ホーム)だと言うよりも、
病院にしておいたほうが、帰りやすいもんで。


そこから、始まりました。

在宅介護で、ショートステイに行ってと頼むと、

アタシ、一人でこの部屋で寝ているだけでいい
んでしょ。
どうして、行く必要があるの!!

そのときも、アタクシは癌患者ということに
して、検査入院だと言って行って貰いました。


もうね、ママ一人だと、アカンねん。
歩けないでしょ。

歩けるわよ!!
同じ一人なら、家で寝ていたほうがいい!

そこで、思わず、言ってしまいました。

もうね、家はないんよ。買いたいという人が
いるから。

アタシ、そんなこと、聞いてない!!


こうなると、頑固そのもの。

そこで、また、脅してみました。

あたしは、先日の区の健診で、肺がおかしいと
言われてるねん。
肺がんかもしれへんで。

そう言っても、ジコチューで固まってしまって
いる母は、申しました。

アタシの親戚はいないの?

親戚って、アータ、兄弟全員、もう死んでるし、
kちゃん(次兄)も死んだ、二人のお嫁さんも
死んだ、誰の世話になろうってんの!


要は、一人で暮らせると豪語するのはアタクシ
という下女がいると思うからなんです。

きっとね、ママより、あたしの方が先に死ぬわ。


今日は、それでも、母は、頑として、家で、
一人で暮らせると申しおりました。

こうなると、ほんまに、薬でも盛ってしまい
たくなる鬼娘でございます。


こういうやり取りは、帰るときは忘れており、

いつものように、申しました。

アタシは、これからどうしたらいいの?

今日はね、ここでお泊りなんよ。
明日が、お医者様の健診だからね。

そう、わかった、それじゃあ、明日、迎えに
来てくれるのね。

そうやね、明日ね。


おっかさん、明日、明後日は、そちらに行か
へんからね。

006

関東は今週いっぱい、雨の予報が出ています。

湿気はあるものの、猛暑ではないので、過ごし
やすいですが・・・。

アタクシ自身もどんよりとした空を眺めるより
青い空のほうがよござんす。

気持ちもどんより。
今日のように、母が荒れると、新聞記事になり
そうなことを考えてしまいます。

ググってみると、

高齢者や疾患を持った方では外部環境の変化に
対応する予備能力が低下している為に、気圧の
変化等により認知症の症状が悪くなるという方
もいます。

とのこと。