母の特養(特別養護老人ホーム)のユニットを
訪ねると、母はリビングにはいませんでした。

ユニットリーダーさんによると、昨夜から熱が
下がったので、午後一で、お風呂に入ったとか。

へぇー、お風呂に入るくらい、元気なんや。

しかし、「胸が押されるようだ。」との訴えが
発熱してから、ずっとなので、大事をとって、
ベットで横になって貰っているとのこと。


2ケ月前に発熱したときは、クタッとなって
いて、昨年の入退院の騒動の始まりかと、肝を
冷やしました。

だから、慌てて、母の最期を考え、手筈を整え
ました。

ひょっとして、今回もかぁ?


ママ、大丈夫?

声を掛けると、自力でムックリ起き上がり、

あら、今日は腰が痛いのよ。
だから、横になってるの。

お熱が出たんやって?

えっ?、誰が?
アタシ?!、そうだったの。
わかんなかった・・・。


額に手を当てるとほのかに熱い。

まだ、微熱があるようやね。

大丈夫よ。どこも悪くないから。


そう言って、「今日は一緒に帰る。」と言う
のかと思ったら、然に非ずでございました。

別居させられている身だけれど、皆さんがよく
して下さるので有難いわぁ。

そうやねん。ちゃんと、お熱が出ましたと、
連絡は頂けるしね。
うちで、熱を出したら、やれ、医者か救急車か
と、オタオタしてしまうやん。

ここだと看護師さんが常駐してはるし、24時間
見守って貰ってるから、あたしとしても有難い
んよ。


やはり、具合が悪くなると、病院にいるのが、
安心という思考らしゅうございまして、おいて
けぼりだとか、一緒に帰るとは申しません。

一応、延命処置はしなくてもいいと母自身も
申しているのですが、いざというとき、

延命治療をして、アタシはもっと生きる!

と言い出しそうでございます。

002

症状が落ち着いているので、毎日行かずに、
済みそうです。

なんせ、優秀な介護犬、文福がいますので。

食事以外は、居室で寝ている母。

ナースコールを押せませんが、大丈夫!

締め切った部屋の中での、異常音とか助けを
呼ぶ小さな声でも、文福が気づいて、スタッフ
さんに教えるそうです。

文福、頼んだよ!