今日は日曜日でございました。

施設の土日にはリハビリなどはなく、ちょっと
雰囲気もいつもとは違います。

面会も日曜日にというご家族もおられます。
だからでしょうか、ユニット全体が穏やかな
感じになっているような気がします。

いや、母のいつもの開口一番、

あら、迎えに来てくれたのね。

これがなかったからでしょうか。


食堂のテレビで、最近、亡くなられた聖路加
国際病院名誉院長の日野原重明氏の追悼番組を
やっていました。

母はアタクシが来たことも眼中にないような
状態でテレビに見入っていました。

さらに、文福、大喜、ジロー、ココちゃんに
囲まれてしまい、母どころではなかったから
でもあるんですが。

せっかく、テレビに集中していたので、母の
横に座って、しばらく、一緒に見ていました。

すると、スタッフさんが、母に話しかけました。


みっちゃんさんもあと少しで100歳になられる
んですよ。頑張りましょうね。

そう言われた母は、はぁ?!と驚きの表情に
なりました。

100歳なんて、まだまだ、先の話よ。


おっかさん、アータは60歳とはちゃうで!
今年で93歳やで。

母には、年齢の自覚はございませんので。


ママ、頑張らなくてもいいからね。

鬼娘のアタクシの偽らざる本音でございます。

009

日野原先生は、ニュースによると、3月下旬に
消化機能の衰えにより、食べることが難しく
なり、担当医から体に管を入れて栄養を取る
経管栄養や胃ろうなどの延命治療を勧められ、
「やらない」と拒否されたそうです。

先生は認知症と無縁だったのですね。

ご冥福をお祈り申し上げます。