やっと、母の特養(特別養護老人ホーム)の
ワンコ達はアタクシを覚えて出迎えてくれる
ようになりました。

最初は、胡散臭いヤツが来たとばかり、吼え
られていました。

この頃は、フロアの入り口の鍵を開ける音で
ワンコ達は吼えますが、顔を見ると鳴きやみ、
尻尾を振って駆け寄ってきてくれます。

飼い主さんと一緒に入居しているキャバリエ
のナナちゃんは、まだ、撫でさせてもらえて
いませんが。


まあ、アナタ、親と犬のどっちが大事なのよ!

おっかさん、犬かな・・・。


4匹いるワンコのなかでは、ガタイが大きくて
一番甘ったれな文福。

施設のブログによると、文福は看取り犬なんだ
そうです。

先日、母のフロアで入所者さんが亡くなった
そうです。

医師は、まだ、その時期ではないと診断した
のだそうですが、文福が3日前位からその方の
お部屋へ行き、見守りを始めたそうです。

ときには、ベットに上がり、顔を舐めたりと
したとか。

以前も、同じような行為をした入所者がやはり
3日後に亡くなれたそうです。


エライね。
ちゃんとお看取りして差し上げたんやね。
お疲れ様。

そう言って、可愛がると、やけにしつこく、
もっと、やってと言わんばかりに手をかけて
きました。

アナタ、犬を構うのもいい加減になさい。

母がアタクシに言うほどでした。


母と一緒に居室にいると、必ず、一度はやって
きて、母の車椅子の周囲をグルッと回り、部屋
から出て行きます。

そのときは、撫でてと母の手を鼻で押し上げて
いくので、母はよしよしとするのです。

ちゃんと、母の存在もわかっていて、食堂に
居ないとわかると部屋にやってくるのです。

彼も介護職員の一人かもしれません。

bunpuku

(施設のブログからの写真です)


犬の嗅覚は鋭く、癌や糖尿病を匂いで、感知
できると言うことを聞いたことがあります。

人間は亡くなる前に独特な匂いが出すといい
ますから、それでわかるのでしょうか。

子供がいないアタクシ、犬に看取られるのも
いいかも。