あれ、そのブラウス、どないしたん?

今日、母の施設に行ってみると、テーブルの
上にブラウスが置いてありました。

母をみて見ると、ポーラテック200の冬用の、
お気に入りのフリースジャケットを首まで、
ピッチリ閉めていました。

ははん、なんだかの理由で脱いだんやな。

どうしたの、ジャケットの下、何も着てない
んとちゃうの?

えっ?、あら、そう?
たぶん、暑かったから脱いだのよ。

冬用の暖かい生地のブラウス+フリースなんか
着ているからで、日差しの入る食堂はポカポカ。

そういう場合は、フリースを脱げばいいのに。

ひょっとして、皆さんの前で脱いじゃった?!

まあね、入所者の皆さんは、そういうことに
おかまいなし、というか、気が付かないから、
ま、いいっか。


居室で、綿のポロシャツを着せました。

まあ、下着のほかに何も着てないじゃあないの。

おっかさん、まあ、って脱がされたわけでなく、
自分で脱いだんやろが。


母の場合、暑いとなると、どんどん、脱いで
しまいます。

真夏は、スッポンポンなときもありましたっけ。

でも、寒いときは、上に着るということが、
出来ませんでした。

老健に居るときも、冷房で寒いとフルフルと
していて、サマーセーターを着せました。

スタッフさんに寒いと言えばいいのに、どうも

訴えられないようで。


暑かったから脱いだ。
他に着るものがないから、着ていたフリースを
また、着た。ただ、それだけなんや。


それが、認知症なんですね。

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ユニットの入り口で、母の大きな声が。

はーい。待ってまーす。

フロアでは、食後のトイレタイムが重なった
ようで、スタッフさんが次々とトイレ介助に。

みっちゃんさん、しばらく待てますか?
2番目にお連れしますからね。


スタッフの皆様、いつも有難うございます。