病室へ顔を覗かせた瞬間に、母が大声で言い
ました。

アナタ、いいところに来たわ!、あのね、 

アタクシはギョッとしました。
何故なら、大腿骨を骨折し入院していたとき、
その続きは、「ここは悪の巣窟」と言い出し
たからです。

病室にいた看護師さんが、母の言葉を遮って

今、訳がわからなくなられたようで・・・。
その説明をしていたら、不機嫌になられて。

と言ったので、母は黙ってしまいました。

夕暮れ症候群、ですね。すみません。
それだけ、元気になったということですね。

確かに、導尿もなくなり、点滴の留置針も、
なくなっていました。


しかし、夕食はいらないと申し、一口食べて
と言うと、

食べたくないものは、食べたくないの!!

いつもの目を吊り上げて、大声で叫びました。

これには、アタクシもムカつきました。

だったら、明日は来ないから、一人で食べや。

と怒鳴り返し、一旦、病室を出ました。


たまたま、病室の入り口で、今日から入院と
いうお婆さんとその付添いの女性と鉢合わせ
となり、アタクシは、謝りました。

ごめんなさい。騒々しくて。こういう場合
時間をおいてからだと、大人しくなるので。

ああ、うちと一緒です!!
よくわかります!!
今日から入院になりました。よろしくお願い
します。


ほんの数分後、母のところに戻り、無理強い
するのをやめて、ヨーグルトを渡すと、食べ
始めました。

でも、それも、ほんのちょっと。

まあ、いいや。
食べたくないないなら、それもそれ。
どうでもよくなりました。

看護師さんも、お昼にお粥を半分たべている
からいいでしょうとのことで、食べないまま、
配膳を戻しました。

さっさと片付けて、じゃあね、また、明日と
母に言って病室を出ました。

先ほどの付き添いの女性と廊下で会ったので、
お先にと言うと、

お互い、頑張りましょう。

とエールを貰いました。

002


ホント弱ると可哀想になり、元気だとむかつく

くま様、はるる♪様、

ほんまにそうです。ハゲドウですわ!!