お騒がせしていませんか?
スタッフステーションで面会者名を書き込み
ながら、介護士さんに聞いてみました。
相変わらず、声高に叫んでおられますよ。
事もなげに言われてしまい、えっ?!という
顔をアタクシが、したらしゅうございます。
デイへ行かれたことがありますか?
午後4時過ぎになると、さあ、もう帰る時間と
言う方が多いんです。
それと一緒で、帰るとおっしゃるだけですよ。
この頃は、周りの入所者の方に一緒にお泊り
していると言われたりして、落ち着きを取り
戻しています。ご心配に及びませんよ。
母が魑魅魍魎化する逢魔が時は、午後4時過ぎ
のようで。
施設に着いたときは、皆さんで唱歌を歌って
いました。
談話コーナーに連れ出すことなく、しばらく、
隣に座って、一緒に歌いました。
どんくりころころ、どんぶりこ。
この「どんぶりこ」は間違っているわよ。
どんぐりこって習ったわよね?
ちゃうやろが!
だって、歌詞カードには、「どんぶりこ」と
なってるやん。
と言いそうになるのを我慢。
子供の頃から、「アナタもそう思うでしょ」
と無理やり同意を求めてきた母。
同意したと思われてもかまへん。
せっかく、ご機嫌で歌っているんだもの。
しかし、歌い終わった後の深呼吸をするのを
わざと、やらない天邪鬼な母。
さらに、雨用の靴を履いて行ったのですが、
やはり、申しました。
アナタのその靴、アタシ、見たことないわ。
いやいや、もう10年は履いてるよ。
母は、全く変わらずの母でした。
帰り際に、
アタシ、アナタと一緒に帰るのよね?
今日は、電車で来たんよ。
明日はここに来ないけれど、その次の日は、
ここでイベントがあるというから来るからね。
母の質問に答えず、一方的に伝え有耶無耶に
してしまいました。
逢魔が時の前に、そそくさと帰ることに。
後はお任せして・・・・・。
コメント
コメント一覧 (10)
拍子抜けしてしまいますね(^_^.)。
そりゃ、認知症の束ですもの、みなさんそうなんでしょう(笑)。
その認知症のお蔭で、帰宅願望さえも誤魔化せるのは、
有難いことです。
月日が過ぎても、罪悪感は消えません。
私が壊れる前に、とか、義母に恨みつらみを抱えぬうちに、とか、
お互いの安心感のために、とか、施設入所を肯定する日々です。
私の面会ルールは、夕方は避ける、決して車で来たとは言わない、
この2つです。
どちらも、『一緒に帰る』を言わせないためです(笑)。
心置きなくご自分の時間を楽しめるようになりますよう、祈っています(*^_^*)
お仕事とは言え、頭の下がる思いです。
30分くらいかけて、ジューッと母が冷えてくるのを、声をかけ、
母の言葉を聞き、次第に落ち着いてくる・・・。
やっぱり、私には出来ない。
有難いと思います。
おっしゃる通りに、ヒステリーを起こしたことも忘れ、周りの方々も忘れてくれて、
認知症集団の中にいるからであって、大騒動にもならないわけですね。
ポヨヨン先輩のこの言葉、
>月日が過ぎても、罪悪感は消えません。
私が壊れる前に、とか、義母に恨みつらみを抱えぬうちに、とか、
お互いの安心感のために、とか、施設入所を肯定する日々です。
ずっしり胸に響きます。
時が経っても、思うことで、思ってもいいんだとも。
ポヨヨン様、
有難うございます。
ここにおいでになる皆さんとは、『介護』を通して、
感じることを分かち合うお仲間だと思っています。
そのうち、私たち介護者自身が、自分の記憶が曖昧になった時、
初めて被介護者の気持ちを理解することができるんでしょうね(^_^.)。
介護を経験した人には、周りを困らせないような老後がもれなくついてくる、
そんなご褒美があったらいいのになんて思ってしまいます(笑)。
お母様少しずつなじんで行かれているのでは無いでしょうか。
先日TVで認知症が取り上げられていたときお医者さんが言いました。
「認知症は物忘れから始まると思われているようですが実は
違います。それより以前に嗅覚がなくなる人がいます。」
と。私は思い当たりました。母が10年ぐらい前に旅行に行ったとき
みんなが花の匂いが良いと楽しんでいたのに自分はちっとも匂わなかったと
悲しんでいました。その後徐々に進行し7年ぐらい前には完全に何も匂わなくなっていました。母は通っていた耳鼻科の性にしていましたが。
そうなのか。認知症の中には嗅覚がなくなると言うこともあるんだなあと言うことを知りました。
ファーマーkさん私も薬の影響で母を苛つかせたかなと思うことがあります。
先月 母の物忘れが酷くなってきたと話したら医師が薬を増やしました。
以前の2倍の薬を服用し始めて2週間ほどしたころ 些細なことで母が癇癪を起こしました。
連日怒りっぽくなって薬を元の症にもどしました。今は落ち着いています。
もともと怒りっぽい人でしたがその時は異常でした。母に飲ませたこと私も
あー母に悪いことしたなあ・・と思ってしまいました。
いやいや、バアバ様を退院後、老健から特養へと
入所させられるときの日記に書かれていた心情を
読んでいてよかったと今回、思いました。
同じように悩んで悩んで、皆さん、決めていくんだと
わかっていたから、覚悟が出来ていました。
>介護を経験した人には、周りを困らせないような老後がもれなくついてくる
ハゲドウです!!
困らせる前に、オサラバしたいと思っているくらいです。
お疲れ様でございます。実は、私も「どんぐりこ」だとばかり。ググってみると、歌詞は「どんぶりこ」でした。どんぶりと水に落ちるというところからだそうです。コウノメソッドは認知症初期の母の言動に悩んでいたとき、友人から教えてもらいました。薬を上手に使って、介護する家族の負担を軽減しようというもの。友人は、ヨクサンカンの処方をしてもらい、お母様が落ち着いたと言っていました。認知症のムカつく言動は、ほんと、聞きたくないですよね。餃子作りを手伝うとおっしゃったときは、体調も気分もよかったのでしょうね。ご機嫌なときと、罵詈雑言を発するときと、一日のなかでも波がありますよね。大人しくて穏やかだと、施設を考えることはないと思われるのは当然です。私も母が骨折しなければ、施設入所は考えなかったと思います。
母は認知症の薬を飲んでなかったので、本能というか、元来持っている負の性格からだろうと思います。私が施設を考えたのは、夜間の介護は無理。24時間の見守りは無理だと考えたからです。何かきっかけがないと、入所はとても難しいですね。
なじんでくれると有難いのですが。
帰宅願望のない人もいるんですよね。
「嗅覚がなくなる人がいます。」
嗅覚脱失はアルツハイマー病の最も初期の症状の1つである。
異常蛋白が原因で嗅覚の神経の細胞死による。
のだそうです。
ニャンコ様の観察も鋭いですね。
母の場合は、味覚。
なんでも、甘ければ美味しい。
お砂糖の消費量が半端なかったです。
空腹をコントロールする脳の機能が変化しているから、
味覚や嗅覚がおかしくなるのだそうで。
認知症になると、怒りっぽくなりますね。
特に自分の思いが通じないと、こっちのせいにされてしまう・・・。
ニャンコ様がおっしゃるように、うちの母ももともと、怒りっぽいけれど。