今日、御徒町へ行ってきたでしょ。
なのに、お菓子を買ってくるのを忘れたわ。


突然に、母が申しました。



どこへも行っていないのに。


ははん、夕食を食べていないと言いたいけど
鬼娘から、今朝から食べた内容を捲くしたて
られることが、嫌なんやな。きっと。


夕食が済んで3時間ほどが経っていますので、
なんとなく、口寂しい。


でも、何かないの?と鬼娘に言えば、すっと
何かが出てくるのではなく、


アータさ、夕食後、それも午後8時過ぎにさ、
食べると太るんよ。今、60Kもあるねんで!


嫌味と体重のことを突かれてしまう。



あたくしがお買い物に出ると、その間に仏壇
の前に置いてある食べ物が、必ずなくなって
います。


お買い物に出る前には、おやつを出してから
出掛けるのですが。



先日、五反田の従姉から両口屋の詰め合わせ
送られてきました。


「叔母様がお夕食後に一口何か食べたいと、
いつも言うって、聞いたから、これだったら
一口サイズで、いいかと思って」



この和菓子は、一口サイズで母にはちょうどよい


さいざんす。なくなっているんです。
ま、その為に置いてあるのでよござんす。


いわゆる、子供がお留守番をしているときに
茶箪笥のなかのお菓子を食べるというのと、
同じことかもしれません。



それにしても、

御徒町へ行ったと言われて、鬼娘は


行ってへんよ。


と、あっさり否定。



じゃあ、昨日かしら?


いいんや、昨日も行ってへんよ、その前も


と、ことごとく否定。



あとあとになって、そうか、行ったけどね、
買ってくるのを忘れちゃったわよね、という
返事をしておけば、よかったかもと反省する
鬼娘でございます。