食欲旺盛は健康な証拠なので、喜ばしいこと
なんですが。


「食べたことを忘れる」ことは、日常茶飯事
になりました。


そこで、昼間は食事以外でも少し食べていい
と思い、母の好きなあられをビンに入れて、
ベットの脇に置いてあります。


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しかし、夜にはそれを隠すようにしています

ところが、今夜はあたくしが忘れてしまった。


すると、


ねえ、お腹が空いたのよ。これ、食べていい
かしら?


御夕飯、食べたやん。それに、口もゆすいだ
やろ?


だって、アタシ、ご飯、食べてないもの。



食べていい?と聞きながら、すでに中身を
出して食べていました。


歯がないのに、いくらあられでも、固いこと
でしょうに。



食べるのを諦めさせるには、どうすればいい
のだろう?

そうだ!

明日は往診の日だから、体重を測って、自覚
して貰うほかない!



往診の先生に診て頂くときに、母がいつも、
申すこと。


先生、ダイエットしないといけませんよね。



体重計にのると、デジタルの表示は、60.2。


あら、やだ。60Kを超えちゃったのね。
アタシ、54Kだと思ってたのよ。
食べ過ぎなのね。


食べ過ぎと言えば、食べ過ぎだけど、さっき
みたいに、お菓子を食べるのは、やめとき。


やーね、アナタ、
そんなにアタシに食べさせたくないわけね。



あー、やだやだ。まだ、始まった・・・。
なんで、そういう思考になるのだろう。

何故、夜に食べるのはよくないと言う理由に
「体重が増えると膝が痛くなる」ということ
にして、納得して貰いました。


膝に痛みがあるので、わかったとは言います。
でも、すぐに忘れてしまう。



いえね、あたくしが言う本当の理由は、母の
為ではなく、見たくないからなんですね。


歯のない口で、クチャクチャと食べる母を、
見たくない。 正直な気持ちでございます。