告白します。

まさに、それは、妄想でした。

母のことをとやかく言えません。


それは、昨日の朝のこと。
雨戸を開けてみると、なんか景色が違う。
違和感を覚えたのです。


椿と山茶花が並んで植えてあるのですが、
その間から青空が見えました。


あっ!、椿の枝がない!!

015s


その瞬間に「折られた!!」という意識が
猛然と湧き上がってきました。


何故、そう思ったのか。

それは、我が家の南側にあるマンションの
一階に住む老人からの嫌がらせからです。

南側は隣地より高台。

つまり、マンションの二階が我が家の一階。

以前、塀の上にスズメにエサをあげて
いました。


下には老人の電動車椅子が置いてあります。
老人からすれば、上からスズメのフンが
その上に落ちてくるからなんでしょう。


スズメが来ると、パチンコを使い、小石で
追い払うのです。
その石は、二階のガラス戸に当たり、ヒビが
入りました。


その後は、塀にエサを置くのをやめました。
確かに、フンだらけになりますしね。


冬の間、ヒヨドリが椿や山茶花の花の蜜を
求めてやってきていました。
ヒヨドリがくると、スズメまでもやって
くるのです。



折れた枝はどこ?と我が家からマンションの
敷地をみると、ありました。


011s

ぽっかり枝がなくなったところは、ちょうど
その老人の車椅子のところ。


それで、すっかり、折れた枝は、折ったと
あたくしは思い込んでしまったのです。



義姉に電話を入れ、仙台の従姉に連絡し、
お隣のご主人にも、庭に来てもらって
見て貰いました。


兄が午後に見に来てくれました。

「お前なあ、折られたっていうけど、
違うんじゃあないか?」


お隣の敷地に落ちた枝を始末しながら、
兄は申しました。

兄は「ま、今度そんなことがあったら、
警察へ届けてあげるよ」と帰って行きました。



確かにマンションの敷地から椿の枝までは
5m以上。
枝にロープを引っかけるにしても、足の
悪い老人には無理な話。


庭に入って、塀に登るにしても、夜中ずっと
起きて、トレイ徘徊している母が、黙って
いるわけがないし。



あの、口汚く、大声でどなり散らすお爺さん
よね?
もし、朝方早く、枝を誰かに折らせると
したら、黙ってないんじゃない?
ギャアギャア怒鳴るわよ。


と夕方、お隣の奥様と立ち話をして、
言われました。


さも、あらん。
これは、あたくしの妄想だわ。


昔、認知症の初期の母が、外出先から
帰宅したあたくしに申しました。


あのね、さっきね、男の人が庭に入ってきて
うちの塀の上から、飛び降りたのよ。

010s


5m以上の高さがあるんやで、まさかぁー


当時、母にそう返事をしたあたくし。


あちゃー、
ほんま、これは妄想に駆られてしまった。

すわっ!!、若年性認知症か?!


それにしても、お隣のご主人に顔向けが
出来ない。


わぉ!恥ずかしい。