妻が郵便局に出かけた留守中に夫が紙くずに
ライターで火をつけ、布団に投げて、火災を
起こしました。
火は、隣家の屋根と壁の一部にも延焼。
火災は2013年4月2日の夕方、認知症を患う、
当時82歳の夫と、妻(73)が暮らす大阪府内の
住宅で起きました。
隣家の住人は、昨年4月、夫への監督義務を、
怠ったとして、妻に200万円の賠償を求めて
提訴。
判決は、夫婦の助け合いを義務付けた民法の
規定を当てはめ、妻に賠償を命じたとのこと。
認知症の夫が火災、責任は 留守中の妻に、
「過失」判決
結局、妻は、すでに弁償済みの100万の他に、
残り43万を払うことになったそうです。
この記事を見て、アタクシもぞっとしました。
妻は、郵便の不在通知があるのを、郵便局へ
取りに行っただけ。
夫は、その時も穏やかで、「行っといで」と
言っていたそうです。
徘徊中の夫が、線路内に入り、事故を起こし、
JR東海から損害賠償を求められたのと同類の
問題だと存じます。
認知症中期の母は、確かに一人にはしておく
わけにはいきません。
膝が痛いので、歩けないのが幸い、徘徊する
ことはありません。
しかし、レンジのスイッチを入れることは、
出来ます。
母には、絶対に使わないようにと言っては
ありますが。
アタクシが外出先から帰宅してみると、台所
の色々なものが動いていたり、お菓子を取り
だして食べた形跡があります。
子供と一緒で、居ないのをいいことに、探検
しているのでしょうね。
我が家のガスレンジのコンロの一つが、点火
しません。でも、アタクシはそのままにして
います
母が使うコンロなので、これ幸いで、修理を
しておりません。
ガスレンジの周りとか、母の着ているものに
火が点く可能性もありますから。
認知症の高齢者を四六時中見守るのは「家族
の義務」ですものね。
はいはい、確かに、スーパーへの買い物も、
なるべく、時間をかけないようにしています。
外出も極力、致しておりません。
ご近所様にも、「母は認知症中期」と明確に
お話をしています。
でも、母は他人が家のなかに入ってくるのを
それが、親戚であろうと嫌がります。
認知症を介護している方には、理解して頂け
ますが、していない方には、あの嫌がりよう
はわからないことでしょうね。
損害保険のQ&Aでわかったこと。
Q:隣家からの「もらい火」で自宅が焼失した
場合に、隣家へ損害賠償請求は、できないの
ですか。
A:失火の原因が隣家の「重大な過失」である
場合を除き、損害賠償請求はできません。
「類焼損害補償特約」をご契約いただくと、
自宅からの出火で近隣の住宅・家財が類焼し、
類焼先の火災保険で十分に復旧できない場合、
修理費用の不足分を、保険金としてお支払い
します。
妻が認知症の夫を四六時中見守らないことは、
「重大な過失」なんですね。
コメント
コメント一覧 (11)
こんばんは
辛い話ですね 人ごととは思えず ぞっとしました。
私の母もいつそうなるかわかりません。
片時も家を空けられなくなったら 家族はどうすればいいのでしょうね。
>でも、母は他人が家のなかに入ってくるのを
>それが、親戚であろうと嫌がります。
>認知症を介護している方には、理解して頂け
>ますが、していない方には、あの嫌がりよう
>はわからないことでしょうね。
泣きたくなるぐらい全く同意です。
ニャンコ母は今自分の姉妹さえ来てもらうのを
嫌がっています。
損害賠償の部分は、法律的に保護者が弁償しないといけないようです。
ちょっと例題は悪いのですが、小さな子供が、置き石で電車を止めたような感じになります。
もうちょっと悪い例題ですと、飼い犬が人を噛んで、その損害賠償をされた状態でしょうか。
でも、民法には、成年後見制度があり、取引関係は取り消すことができるものもあります。
これが、今の法律の限界です。以前の酒気帯び運転の処罰に対応できる法律がないのと同じ状態だと、私は思っています。
すみませんでした、こんなことがわかっても、仕方ありませんでした。それでも、介護は続くので、火災報知機をつけたり、自動消火装置をつけて延焼を防ぎましょうか。
ペコロス課長奮戦記 こんなことわかっても仕方ないの巻き。
母はまさか、紙に火をつけることはしないと思いますが、
お仏壇のろうそくに火をつけるということはあるでしょう。
マッチを使っていますから、
手からそのまま落ちる可能性もあります。
私も、ほぼ、家を空けていません。
2日に一度、スーパーへ買い物。
それも、30分以内に帰るようにしています。
用事は、デイへ行ってくれる水曜日にするように、
計画しながらやっています。
ニャンコ母様もそうだと思いますが、
ニャンコ様でなければ、ダメというか、
そのほかの人ではダメなんですよね。
それも、とっても重荷に感じませんか?
悲しいかな、法律はそうですよね。
ただ、損害賠償を請求するときに、
認知症への認識も持ってほしいものです。
やはり、何をするかわかりませんし、
四六時中見守れば、なんとか生活できるのですから、
家族が一緒にいるほかありませんね。
ほんと、仕方ないことです。
賠償責任保険での扱いはどうなんでしょう?
自賠責保険みたいな保険。
(私は免許証を持ってないのでよくわからないのですが)
火災保険のオプションで、個人賠償責任がありますよね。
さすが!山椒魚様、火災保険の特約で、個人賠償責任があるんですね。
火災保険にセットする個人賠償責任補償
わが家が万が一火元となり、重過失認定を受け隣家への賠償責任が生じたなら、
それはわが家の家計に壊滅的なダメージを与えるでしょう。
こうした場合、個人賠償責任保険、あるいは火災保険その他にセットされている個人賠償責任補償(特約)が力になります。個人賠償責任補償が保険金を支払わないと定めているのは、被保険者の故意によるものだけ。重大な過失により生じた賠償責任は保険金の支払い対象です。あわせて爆発事故も補償されます。
「重大な過失により生じた賠償責任は保険金の支払い対象」
これですね!!
うちも特約がどうなってるのか、もう一度確認しておこう。
と、思いつつも、来年はどうなってんだかと、
二の足を踏んでしまう気持ちがあるのも真実。
今の健康状態だと、ほんと、100歳まで生きそうだし・・・・
悩みます。
今日の記事・・・重いですね
本当に他人事ではありません
四六時中見張るなんて無理だから・・ 縄で縛って座敷牢に入れる??
即 虐待事件ですよね
認知の有無にかかわらず 自宅に他人が入るのを嫌う高齢者は多いと思います
かくいう くまも ごみ屋敷なので 来客お断り へへへ
くま母は ヘルパーさんを嫌がりますが これだけは くまが死守しています(笑)
「ばあちゃん わたしを助けると思って ヘルパーさんを我慢してね」と言い続けてます
くま母は「ヘルパーさんが 帰ったら ほっとする」そうですけどね・・・
まじ くまが介護を受けるようになったら ヘルパー デイ ショート
素直に 受け入れるかなあ???
お金があれば 老人ホームに行くんだけどね
さささっ よいしょ!!
関東には秋が漂っているようですね
あんず様 & チームあんずの皆様
読書の秋 スポーツの秋 旅行の秋 どーれも無理!!
ならば・・・ これしかない 食欲の秋
ハグ と ヨシヨシ!!送るからね~!!
年中食欲の秋くま
私はほぼ四六時中に近く、母を見守っています。
それが出来るのでやっているだけですけどね。
買い物も、必要なものを買ってくるだけで、ゆっくりお買い物をするのは、
デイとショートの間だけ。
今のところ、ヘルパーさんを頼まずにいますが、
一人で出来ないことがわかっているのに、何故、人の手を有難く借りるという心境に
ならないのでしょうね。
娘や嫁の手は、使い放題で、他人様の手絶対借りない。
私の老後は、他人様の手を借りなければ、生活出来ない。
今からお願いすると頭を下げる思いです。
あ、うちもゴミ屋敷ですから、そういう意味では他人様お断りでーす。
今日の気温は10月中旬だそうです。
これで、また猛暑の残暑だなんて、勘弁して、です。
母のいないここんところ、毎日、食べ過ぎています。
いつも、ハグとヨシヨシには、心強く思っています。
明日から、また、無縁地獄の日々。
くま様のハグとヨシヨシを頼りに励みます。
皆さんの日々の奮闘を見て、時間、体力、神経を使い果たしてがんばっている姿にほんと頭が下がります。私、この先どうすりゃええのだろうか・・と先々のこと考えます。
私の介護なんて国賊のようなものです。週4回のデイの日に朝徒歩30分の別居の義母宅に行き、デイの送り出し(説得の役目(笑))、その後、資源ごみの分別。ゴミ出し、薬を飲ませる事、食べ物の買い出しと作り置き、洗濯、生活の異常なことはないかと目を光らせること。朝7時50分から12時半くらいに義母宅のことを切り上げ仕事に行ってます。デイに行かない日は朝、電話で薬を飲むように指示。義母は作り置きの食事をレンジで温めるなどしてひとりで過ごしてます。義母が何度も電話かけてきているようだけど用件というより、本人は記憶がおぼつかないのであれはどうしたこうした?どこにある?というたぐいの嫁の記憶に依存している様子で電話してくるがデイのない日は嫁は朝10時から仕事行ってるから不在。なのに昼間思いつくまま気の向くまま電話してきている様子。今のところ火は大丈夫で用心深いからいいようなものだけど義母の頭の中で想定外のスイッチが入ったらアウトです。としたら重大な過失そのものです。なんかあったときはアンタらそんなんでいいんかい?そのものです。
言葉は悪いがひょっとしてそのうち近隣に迷惑かける恐れがあるやも知れぬと脳裏をよぎりながら放し飼いしてるようなものですから・・・。実家家業の仕事(創業80年)ですがやめる選択肢もないのが実情です。義母を早くグループホームに入れたいといつも思っている鬼嫁です。今までは何事もなくどうにかやってこれましたがこれから先何が起きるか・・始終心配している自分がいます。