妻が悲鳴をあげまして。
これはもう無理だと思って。

先日、有志によるヨットクラブの総会で隣に
座った男性が、アタクシに言いました。

去る3月、そのヨットクラブの理事長が交代
するというので、事務をお手伝いしていた、
アタクシも限られた日時しか動けないので、
辞めることになりました。

ところが、内部で混乱が生じて、事務を引き
受けて下さった方が急に辞めちゃうという、
騒動が勃発。

そこで、また、アタクシにというお話を頂き、
デイとショートの日にのみ、外出はできるが、
他の日は無理という条件を了解してもらい、
再度、お手伝いをすることになった次第です。

会員の皆様に、母の介護のためという理由で
辞めたことをお知らせしていました。


その男性は、アタクシより少し年上。
中小の会社を経営する二代目でした。

父はバブル時に亡くなり、母を一人暮らしを
させるわけにもいかず、二世帯住宅を作り、
一緒に住んでいました。

でも、一昨年あたりから、急に認知症が進み、
二世帯住宅だというのに10分おきに母が妻に
電話を掛けるようになり、何度も説明しても
理解できず、そのうち、シモもダメになって。
要介護3ですが、妻が、言いだしました。

会社経営と言っても、中小ですからね。
そんなにお金があるわけでもないです。
特養は全く無理だとわかっていたので、探し
ました。

有料でも、認知症の症状が重いからと断られ
ましたよ。
埼玉から足立区のあたりで何軒か候補があり、
結局、今の施設に落ち着きました。

でも、施設に入所されている方々の殆どが、
認知症で、しかも無表情なんです。
母は、入所当時、まだ、表情が豊かでしたが、
急激に落ちました。

入所させたのはまずかったのかなって。

面会に行ってしばらく、話しているうちに、
どんどん、しゃべるようになりました。

頻繁に行くようにすれば認知症も改善される
んじゃあないかと思うので、なるべく行って
ます。

一気に話されました。
きっと、ずっと胸につかえていたことだった
んですね。

こういう話を聞くと、在宅も大変ですけど、
施設入所はそれなりに悩みもあるのだと思い
ます。

shichihennge

夏は黄色がよく似合う。