母は認知症の中期。

初期と中期では何が違うかというと、症状の
進行です、と簡単に申し上げてしまうと何を
ふざけたことをと、お思いになるでしょう。

介護する家族が一番辛くて悲しくて情けなく
思う、「物盗られ」。
これは卒業しました。

中期の主たる症状は、「忘却」

忘却(ぼうきゃく)とは、個人の長期記憶に
蓄えられた知識を失うこと。
自発的か徐々に古い記憶が思い出せなくなる。

※wikipediaより

アタクシとしても、母に思いだして貰いたく
ない過去がございます。
しかし、それは、スッカラカンに忘れている
ので、とても有り難い。

直前の記憶なんぞは、全くなくなってしまう
ので、それを上手く利用させて貰ってます。

デイ(またはショート)へ行くこと、アタシ、
聞いてないわよ。

と母に言われると、母が正しいのですが。

何を言うてんねん、昨日、言ったやんか。

すると、あら、そうだった?と簡単に矛先を
収めてくれるようになりましたもの。


介護友のブログに紹介されていました。


 

不幸な認知症 幸せな認知症

読んでいないので、内容はわかりませんが、
題名が気になりました。

母にとっての認知症は「幸せ」と言えると、
アタクシは思うのです。

何故なら、未だに60歳だと思っておりますし、
身体の不調は、治してくれない医者が悪いと
思い込んでますしね。
「老化」の苦しみを理解しておりません。

だから、「幸せな認知症」。

不幸なのは、介護するこっち。
ジコチューに振り回されて、クタクタのボロ
雑巾状態のアタクシ。
先が見えればいいのに、見えない。
永遠に続きそうに思える介護なんざます。

017

ピンクのカラーと一緒に咲いていた色違い。