どうして、段差のある三和土に降りて、チェーンをかけるの!
“チェーンをしていないわよ”と階段下で怒鳴ってくれれば済むやんか!

昨夜の出来事でございます。
もとはと言うと、玄関のドアにチェーンをかけ忘れたあたくしが、悪うございます。



母は変形性膝関節炎で、すり足状態。
その為、スリッパを履くと足元がおぼつかないからと
冬の寒い廊下を裸足で歩いております。

その上、段差がかなりある、タイル貼りの三和土に降りるとなると、
冷たい上に、手すりがないので、バランスを崩して転ぶ可能性も
あるのでございます。

母はトイレから部屋に戻るときに、玄関のドアを見て
チェーンが掛かっていないと、自ら、三和土に降ります。

あたくしは二階に居て、三和土に降りる気配がわかります。

あわてて、いいから、ワタシがするから、
と降りていくのですが、時、すでに遅し。

あら、アタシ、やっておいたわよ。

母から言われると、ついつい、

もうっ!
足は裸足やし、段差はあるんやから、下から声をかければいいやんか。
無理して、三和土に降りるんやないって言ってるやないの!

そんなときのあたくしは、少々、頭に血が昇った状態で、
声が大きいのが一段と大きく、口調が険しくなっているんだと存じます。

玄関の三和土から、母を引っ張り上げて、
手を引いてベットまで、連れていきました。

あたくしのイライラ気味が伝わるのでしょうね。

なんで、アタシがこんなに怒られなきゃ、なんないの。
アタシ、なんかやっちゃいけないことやったかしら?

この言葉にこれ以上関わると、あたくしは同じ言葉を繰り返すことになると
重々わかっておりましたので、聞こえないふりをして、二階に上がりました。

やってくれてありがとう!
放っておけばよろしいのでしょうが、
ついつい、大声で怒鳴るように言ってしまう・・・

確かに、何度言わせればいいんだと思う気持ちもございますけどね。

母と暮らして、声が大きくなったことは否めませんわ。





母が使わないときは、あたくしがステップ運動に使う!!
今は、一石二鳥かも。
近い将来、あたくしもお世話になりますもの。