明日は水曜日。

あたくしにとり、水曜日の前日、火曜日の夜は憂鬱でしかございません。

毎水曜日が、母のデイケアにお出かけの日。

2年前に本格的に介護保険のお世話になったのは、
誤嚥性肺炎を患い、退院後から。

それからが、毎週火曜日の夜、
入浴する際にシャンプーをすると申しますと、

あら、明日、アタシ、どこかへ出かけるの?


そうや、運動しに、デイケアへ行くんよ。

行きたくない!!

と始まります。
これは、今でも変わりません。

なんで、あんなところへ行かなきゃなんないのよ。
アタシは、昼間、独りで寝てればいいんだから、
うちに居ていいでしょ。
アナタは好きなように出掛ければいいじゃあない。

「認知症」だから独りに出来ないと言えば、
また目を三角にして吊り上げて、怒るので、そうとは言えません。

でも、時々、あたくしも、いくら言っても理解しようとしない母に
腹を立てて、ヒステリックに

アータはさっ、認知症やねんっ!
独りにするわけにはいかんのっ!

とついつい、怒鳴ってしまいます。

アナアって、親にそんな口の利き方をするのねっ、
そんなにアタシが邪魔なのね。

そうや、邪魔や、邪魔!!
病院へ行っても、何時に帰宅できるか、
わからないと、イライラするねんで。
デイケアへ行っていると思うと、
途中で診察を放り出すこともないしね。

最後の手段としては、

そうなんや、ママは私が死んでもいいと思てんねんね。
そう、手遅れでもいいと思うんやね。

と言うと、

死んだら困る・・・・

こんな会話を、毎火曜日の夜にするのでございます。

翌朝、お迎えの車がくると、

お世話になります。

と大人しく乗っていくのでございます。


甥のところの幼稚園児の女の子が、お迎えのバスが来るまで、
愚図るのだとブログに書いてありました。

コメント欄に、「ひいバーバも、車が来るまでなんだかんだと
愚図りますが、バスが来ると大人しく乗って行きます。」
書きましたら、お嫁ちゃんが、「お互いに頑張りましょう」と
エールをくれました。

子供はね、言い聞かせれば、次第に理解するではございませんの。
しかし、母はますます頑なになるだけ。

ケアマネさんに相談したところ、地域のお医者様に説得して貰えばと
アドバイスを頂きましたが、言われたことを、忘れてしまうので、
なんの足しにもなりません。

つまりは、脅して賺して、その時を過ぎて、マイスリーを飲ませて、
寝かせてしまう。
翌朝は、ギリギリに起こして、支度をし、送り出す。

今夜もまた、恐怖の夜がやってきます。