鬼娘の桑楡日記

2022年5月2日横須賀にある犬達がいる特養で母は死去。約17年に及んだ介護も終りました。鬼娘も施設(ケアハウス)に入居。それに伴い、タイトルの「介護日記」を「桑楡日記」に変更し、再スタートしました。桑楡(そうゆ)とは、夕日が樹上にかかっていること、転じて暮れ方、晩年、老年などの意味します。一生の終わりに向かっていく自分自身のことを中心にして、ぼちぼち、やっていきます。(天使の梯子)

2014年06月

アタシはね、今まで、色んなところへ連れて行って貰ったから、今は、どこへも行きたくないのよ。温泉や旅行などのテレビ番組を見ているとき母はよく申します。確かに、母が元気な頃は、お正月休みを利用して母娘旅行をしました。やはり、認知症の症状が出だしたと思われる時 ...

認知症は、いきなり認知症になるのではなく茂木健一郎氏の「アハ!体験」の画面のようにゆっくりと変化してくるものです。過去の言動を思い起こすと、そういえばあの時は、変だったと家族は思うのです。脳が縮んでいくから、物忘れもひどくなり、物盗られ妄想、嫉妬妄想、幻覚 ...

母はアタクシに、女は愛嬌。顔が少しくらい、オヘチャでも、愛想のよさで、カバーされるのだから、努力を惜しむなと教えました。認知症を発症して、外出を拒み、人との会話を嫌がるようになりました。しかし、人生においてコミュニケーションを取ることは懸命にやってきたと ...

母のウエストはどんどん広がっていくばかり。昨日のデイケアの際、これなら、大丈夫!と思ったズボンが、やはり、入りませんでした。急遽、春秋物で入るズボンがあるので、昨日はそれを履いて貰いました。以前、ズボンのチャックが・・・と日記に、書いたところ、皆様から、 ...

「じゃあ、来週もお待ちしてますね。」デイケアのスタッフの方に言われて、返事をしない母。この態度は、今回も変わりません。ここ1ヶ月間、歯痛だ、上あごのイボの切除とセンターへ行っておらず、他人様と交わらず暮らしておりました。久々のセンターで、文句タラタラか?と ...

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